題名 | 史上最強の人生戦略マニュアル LIFE Strategies |
作者 | フィリップ・マグロー著 勝間和代 訳 |
購入動機 | 勝間和代さんが影響を受けた本という事で興味をもった |
読書時期 | 2008/11〜12 |
レビュー | ★★★★★★★★★★ |
この本を読んで欲しい人 | 自分にうんざりしている人、自分には運や才能がないと感じている人 | この本を読むことによって得られる事 | 自分の人生に責任を持てる、現実主義になれる |
この本は、自分の人生に対して常に現実主義でいるべきだ、と言っている。その現実主義でいる方法を「人生の10の法則」として 10個の考えでまとめている。
これら10個の考えはどれも厳しい言い方をしているが、とても心に響く良い言葉ばかりであった。
たとえば、人生の法則Bの「人はうまくいくことをする」などは、とても自分に対して思い当たることだった。 人は常に行動をする際に、「見返り」を考えている。何かやめたい行動がある場合には、この行動をただ単にやめるのは無理で、 この行動に対する「見返り」を見つけなければいけないのだ。
新しいことにいつもチャレンジしよう、しようと思っているが、いつも後一歩のところで 試験の受験料を払わずに「また来月でいいや」と思う人は、試験を受けずに何もしないでいるほうが楽という「見返り」の方が、もし努力して 試験を受け落ちてしまった時の脱力感という「見返り」に勝っているからである。
上記のような経験は誰にでもあると思う。夜食をついつい食べてしまうのもそうだ。食べないで体重を維持する「見返り」よりも、今すぐ目の前のハンバーガーに手を伸ばし、 空腹を満たす「見返り」に目を奪われているのである。
このような自分の行動に対して筆者は、的確な指摘をしてくれる。是非、日頃の自分に嫌気がさしている人に読んで欲しい 明日から、また頑張ろうという気分になるはずだ