題名 | さぁ、才能に目覚めよう Now,Discover Your Strengths |
作者 | マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン著 田口俊樹訳 |
購入動機 | 勝間和代さんが薦めていたので |
読書時期 | 2008/11 |
レビュー | ★★★★★★★★★ |
この本を読んで欲しい人 | 自分の長所がいまいち言葉で人に伝えられない方、自分の短所にばかり目がいってしまう方 | この本を読むことによって得られる事 | 自分の才能が何か分かる、その発見した才能の活かし方が分かる |
この本は、私達全ての人は何かしらの才能を持っていることを教えてくれる。良くある精神論の話ではなく、筆者自身が優秀なマネージャー などを通じて得た特徴などから、才能を34に分けて載せている。
私のような最近の若い人はすぐに、人の欠点を見つけたがる。少しとがった人がいると、その人の粗探しをせずにはいられなくなる。 何かしら理由を付けて、批判したがる。こういうことが背景としてあるのかは不明だが、私達は自分の長所をとことん伸ばすよりも自分の短所 をなるべく人に見られない様に努力しているように感じる。
私も似たような考えをこの本を読むまでは持っていた。しかし、この本はそのような考え方は間違えっているというのを、とても丁寧に教えてくれる。 脳のシナプスの結合がいつ起こり、いつ崩壊が始まるのかという観点からのアプローチにはとても共感させられた。
そして、この本の最大の特徴はやはり「ストレングス・ファインダー」だろう。これは、本の背表紙に数字が書かれていて、それをこの本のサイトに入力すると、 先ほどの34の才能のうち、自分の持っている5つの才能について知る事のできるアンケートができるのである。このアンケートは30分位かかり少し骨が折れるが、 巷にあふれている「YES or NO」のような単純なアンケートではない。筆者が様々な業種からのデータを元に作成したというのが分かるアンケートだ。 そして、それを使い自分の持つ主要5つの才能を元に、また明日からその才能を活かしていけるように丁寧に説明まであるので助かる。